爆笑問題の太田光(右)と田中裕二

　フジテレビ恒例の正月お笑い番組「新春！爆笑ヒットパレード2025」が1日、放送され、お笑いコンビ・爆笑問題（太田光、田中裕二）が大暴れした。 　58回目となった今年の番組ではかまいたちが初めてMCを務めた。番組終盤、濱家隆一が「ラスト、あの方々ということですよね。初めてのMCなんでここで終わりたいんですけどね」、山内健司が「恐ろしい」と漏らすと、爆笑問題の出番となった。 　まさに、かまいたちの2人が危惧した通りの展開となってしまった。昨年に続いて「助けてくれー、助けてくれー！」と登場した太田は「とにかくこの番組だけは10年、20年と言わず、ずっと長く続けほしいなと思いますけどただね、その前にね、フジテレビが潰れます」とブッ込んだ。 　田中が「何てこと言うんだよ。止めろ、いまシャレになんないんだから」と制止するも、太田は「今年が正念場だと思います、私は。ヒヤヒヤしながら固唾を飲んで見守っています」と止める気配は一切なし。さらに「このフジテレビね、新しい番組は始まるんですよ、今度。これがタイトルがね、『だれかtoだれか』」と放った。 「だれかtoだれか」とは、23年に松本人志と中居正広のMC2人でスタートしたフジテレビ系バラエティー番組「まつもtoなかい」をイジったもの。24年に松本が活動休止したため番組名は「だれかtoなかい」に変わった。ただ、今春での打ち切りが報じられ、さらに昨年末には中居にも女性トラブル報道があった。その報道の中でフジテレビの社員が中居と女性の食事会をセッティングしたという部分もあったが、フジテレビは明確に否定している。 　田中が「止めろ」とストップを掛け、ひな壇からも「危ないぞ」と野次が飛ぶ中、止まらない太田は「みんないなくなっちゃうから。みんないなくなっちゃうから。どうなってんの、フジテレビ。おい、Aプロデューサーって誰？　日枝（久フジサンケイグループ代表）、日枝出てこい」とぶっ放した。 「言いすぎました、言いすぎました、言いすぎました。ごめんなさい。いろいろヒヤヒヤしますよね、皆さんね」と一応謝罪するも、田中は「頭おかしいのか！　ごめんなさいじゃ済まないだろ！　俺が一番ヒヤヒヤしてるっつうの」と大慌てだった。 　爆笑問題が禁断のフジイジリをするまでは舞台上だけではなく、MC席やひな壇を抜くカメラワークだったが、フジネタが始まってからは制作サイドも〝延焼〟を防ぎたかったのだろう。太田がひな壇の方に寄っていっても、爆笑問題の2人しか映さなくなった。