伯桜鵬2勝目 痛めている右腕で気迫の小手投げ「土俵に上がっている以上、痛みは感じない」
「大相撲夏場所・4日目」(15日、両国国技館) 十両伯桜鵬(伊勢ケ浜)が紫雷(木瀬)を小手投げで退けて2勝目。連敗を2で止めた。左四つで組み合うと、前に出てきた相手の左腕を右で抱えこんで投げを決めた。 【写真】ガチガチに固めた右腕のテーピングが痛々しい 玉正鳳に敗れた2日目の取組で右上腕二頭筋を負傷。3日目も千代栄に敗れていた。この日は「気持ちで負けてはいけない。気持ちを強く持って臨んだ」との言葉通り、テーピングで固めた痛めている右腕で気迫の投げ。「土俵に上がっている以上、痛みは感じない」と覚悟を口にした。 治療を続けているが、日常の痛みについては「変わらない。慣れてきている」と明かした。そんな手負いの状態でもぎとった白星。「勝てたことは少しよかったかな」と表情を緩めた。15日間の戦いは、まだ4日目を終わったばかり。「その日にできることをやり続けることの積み重ねだと思う。明日も明日の準備をしたい」と次の一番に目を向けた。