【ミャンマー】タイ飲料大手、ミャンマー資産売却で損失
栄養ドリンク「M150」などを展開するタイの消費財大手のオーソトサパーが13日に発表した2024年第3四半期(7~9月)決算は、ミャンマーでの資産売却が足を引っ張り、最終損益が3億6,100万バーツ(約16億円)の赤字になった。前年同期は6億4,200万バーツの黒字だった。 また、飲料製品の海外での売上高が10億3,400万バーツとなり前年同期に比べ22.3%増加したが、この主因はミャンマーとラオスでの販売拡大だった。 赤字を計上したのは、出資していたミャンマーの飲料用ボトル製造会社2社の売却で10億3,300万バーツの特別損失が発生したためだ。オーソトサパーは、子会社を通じて株式の35%を保有していたミャンマー・ゴールデン・イーグル(MGE)と51.84%を保有していたミャンマー・ゴールデン・グラス(MGG)を売却した。売却先は、ミャンマーの地場企業マーラミャイン・パブリック・カンパニーで、売却額は500億チャット(約24億円)となっている。