ミランの10番を背負うR・レオンが3戦連続ベンチの現状 テクニックは一級品も、問題視されるオフ・ザ・ボールの動き
左サイドではオカフォーが優先されている
昨季までミランの左サイドを支配する存在だったFWラファエル・レオンの状況が変化している。 欧州サッカー週末の放送・対戦カードまとめ[11/2・11/3・11/4] ミランの10番を任されるレオンはチームでもNo.1級のテクニシャンであり、突破力は凄まじいものがある。しかし、今季よりチームを指揮するパウロ・フォンセカはレオンの細かな部分に納得がいっていないようで、レオンをスタメンから外す機会が増えている。 2日に行われたセリエA第11節のモンツァ戦でもレオンはベンチスタートとなっていて、63分より出場している。これでリーグ戦は3試合続けてスタメンから外れたことになる。 伊『Gazzetta dello Sport』はフォンセカが満足していないポイントがあると取り上げていて、それがプレッシャーに対処する力、守備面の献身性、スペースを埋める動きの3つだ。主に守備面のことで、フォンセカはレオンにビデオ分析なども交えてオフ・ザ・ボールの動きを指導しているという。 ボールを持っている時のテクニックに文句はつけられない。そこは現セリエAでもトップクラスだけに、完成された選手になるためにはボールを持っていない時の動きも重要だ。 今節のモンツァ戦ではノア・オカフォー、クリステァイン・プリシッチ、サミュエル・チュクウェゼが2列目に入り、1-0の勝利を収めている。レオンにとっては悔しい日々が続いているが、ここからフォンセカの信頼を勝ち取れるか。
構成/ザ・ワールド編集部