MEGUMI「フェムケアって、自己肯定感がぐっと上がります」自分を幸せにする美容の存在
俳優やタレント、プロデューサーとして活躍しながら、外見も内面も努力して磨いていくMEGUMIさんの姿勢を多くの女性が支持しています。インタビュー後編では、今実践しているというフェムケアなどについてお伺いします。 42歳、ますます輝くMEGUMIさんの今【フォトギャラリー】
■フェムケアって自己肯定感がぐっと上がります。中からパワーがみなぎるというか ――ご著書『心に効く美容』の中で、フェムケアを実践されていると書かれています。フェムケアをはじめてみていかがですか? MEGUMIさん:YouTubeの企画で専門の先生にお目にかかることがあり、実際にクリニックに足を運んだのがきっかけでフェムケアを意識するようになりました。最初は、「フェムケアってなんだそりゃ」みたいな感じだったんですが、歳を重ねるごとに骨盤底筋がゆるんで、尿漏れの原因になる、さらに症状が進むと子宮が下がってきてしまうこともあると聞いて、「それは大変!」と、まずは骨盤底筋を鍛えることから始めました。 また、膣が乾燥すると萎縮して縮んでしまうこともあるそうなので、フェムケア専用のオイルでケアしています。不思議なもので、ケアをして膣がふかふかになると、自己肯定感がぐっと上がります。中からパワーがみなぎるというか。嫌なことがあっても「でも私、うるおってますから!」という気持ちになる(笑)。今となってはフェムケアは毎日の習慣になっています。 ――生理前や生理中など、ホルモンが揺らぐときはどのように過ごしていますか? MEGUMIさん:もう黙って帰る。それに尽きます(笑)。仕事が終わったらどこにも寄らずそっと帰って、シンプルなものを作って食べて、お風呂に入ってさっさと寝る。もうこの時期は調子が悪いのはわかりきっているから、それに対して悩むことはしません。きっちり休むと体調がよくなっていることが多いです。女性は一生ホルモンのバランスに付き合っていかなければならないので、休む勇気も必要! 体調が悪いときこそ、自分を優しく包んで甘やかしてあげましょう。 35歳を過ぎると、どこかしら不調が出てきます。友人と生理の話を具体的にすることはあまりないけれど、お互いの体調には心を配れるようになってきました。歳を重ねてきて弱さを知ったからこそ、他者の痛みへの解像度が上がった気がします。自分に傷がないと他人の痛みを理解することはできませんからね。 ■私は心をケアするために、美容をやっています ――30代が多い「yoi」の読者に伝えたいことはありますか? MEGUMIさん:日々、さまざまなストレスにさらされていてつらいことも、悲しいこともあると思います。女性特有のつらさや不安もありますよね。でも、痛みがあることは恥ずかしいことではないことを知ってほしい。 20代前半は「かわいくなりたい!」「こうなりたい!」という気持ちのまま突き進む美容でいいと思うんですが、30代になると、美容の在り方自体が変わってくると思うんです。私は心をケアするために、美容をやっています。自分を幸せにすることは美容がいちばんの近道だから。これからも幸せに生きるヒントを見つけたら、皆さんに発信していきますね! MEGUMI 俳優やタレントとして活躍するほか、映画などのプロデュースにも進出。さまざまなアーティストとコラボレーションをしているウェブサイト『+COLLABORATE』も話題。最近は自身が実践している美容法も注目を集めている。新刊は『心に効く美容』(講談社)。 アクセサリー/blanciris シューズ/GIABORGHINI 撮影/森川英里 ヘア&メイク/KIKKU スタイリスト/斉藤くみ 取材・文/高田茉莉絵