【米大統領選】バイデン氏に“差し替え論”なぜ 専門家「オバマ元大統領の妻しかいない」も……実際は トランプ氏に追い風?
■正式指名を前倒しする異例の動きに?
藤井キャスター 「後継者の候補はいるのでしょうか?」 小栗委員長 「有力な候補としては、現在バイデン政権で副大統領を務めているカマラ・ハリスさんがいます。ただ、全米での支持率が低いことが課題です」 「アメリカ政治に詳しい明海大学の小谷哲男教授は『今から替えるなら、オバマ元大統領の妻のミシェル・オバマ氏しかいない。ただ本人にやる気はないし、夫も説得する気はない』と言います」 「さらに小谷教授が2日朝に入手したという最新情報では、バイデン氏はやめない。いまだトランプ氏に勝てて民主党内で一致できるのは、バイデン氏のみだということです」 「ただ、民主党としてはこのまま8月の党大会までこの混乱を続けたくないため、7月中に特別な手続きでバイデン氏の正式な指名を前倒しするという異例の動きが出てきているとのことです」
■水野さん「どちらが勝っても不安が」
藤井キャスター 「この民主党内の混乱を、トランプ氏は『しめしめ』と思っているのでしょうか?」 小栗委員長 「それが、そうとも言えないようです。小谷教授は『本当にトランプ氏でいいのか、ということになれば中間層に不安の声はまだまだ根強い。選挙戦は分からない』と指摘します」 水野さん 「この数日は為替にも影響が出ていましたし、アメリカの選挙の行方は私たちの生活にも影響するので、決して他人事ではないと思います。どちらの候補が勝ったとしても少し不安が残りますし、スッキリしないと言いますか、消極的選択だなと思いました」 藤井キャスター 「アメリカ国内だけではなく、日本や世界にも影響を与えるだけに注目していきたいところです」 (7月2日『news zero』より)