フリーマーケット室内の様子

　子育て中の母親たちが出店するフリーマーケット「おさがり屋さん」が11月24日、複合施設「風まち下田」（下田市武ガ浜）で開かれ、約300人の親子が買い物を楽しんだ。（伊豆下田経済新聞） 【写真】松崎町を拠点にピザやカレーを移動販売する「ボナペティ」も出店した（関連画像8枚） 　主催したのは、SNSで賀茂地域の子育て情報を発信している子育て支援サークル「下田Baby＆Kids（ベビーアンドキッズ）」。中心となる4人のメンバーは、全員が小さな子どもを持つ母親。下田での子育てを楽しんでほしいという思いから、昨年12月から子育てに役立つ情報を発信したり、イベントを開いたりしている。 　今回のフリーマーケットには、子育て中の母親たち23人が出店。子どもが着られなくなった服や遊ばなくなったおもちゃ、マタニティー用品など、思い出の品を出品。一般のフリーマーケットと違い、商品が分かりやすいようにと、出店者ごとではなくサイズごとに並べた。 　来場した母親たちがゆっくり買い物ができるようにと、会場にはプレールームも用意。保育士の免許を持つボランティアたちが見守りスタッフとして常駐し、買い物を待つ子どもたちが絵を描いたりゲームをしたりして楽しんだ。 　会場には、松崎町を拠点にピザやカレーを移動販売している「ボナペティ」や、下田のコーヒーショップ「アノヒノコーヒー」も出店。東伊豆町・稲取のカフェ「すみんこカフェ」の米粉マフィンも販売した。 　同サークルにとって、フリーマーケットは初めてのイベント。代表の田中芽以さんは「『おゆずり会』として、無料で服を配っても良かったが、微力ながら下田の経済を回せるのでは、という思いからフリーマーケットという形を取った」と話す。 　家族でイベントに訪れた母親は「思ったよりたくさん商品があって驚いた。プレールームもあって、のんびり買い物もできるし、とてもありがたい」と喜びの表情を見せる。 　田中さんは「たくさんの人が来てくれてうれしい。これからも、親と子が楽しめるイベントを開いていきたい」と意欲を見せる。