「ダマされ不倫」でむしろ株が上がった?「鈴木紗理奈」を降板危機から救った“謝る力”
“大阪のおばちゃん”は変わらず
番組を見た民放プロデューサーは言う。 「紗理奈さんといえば、“大阪のおばちゃんキャラ”で正直に物を言うタレントとして面白がられてきましたが、コメンテーターとしては時に世間とズレた発言で反感を買うこともありました。今回の不倫報道がどんな影響を及ぼすかと思いましたが、『ゴゴスマ』で自身の疑惑について説明し、逃げずに対応したことが評価されています」 謝罪する必要はないという声も上がっているが、 「“ダマされていた”ということで、“不倫がバレた人”とは立場が違うという見方もされていましたからね。それでも『ゴゴスマ』では弁明より反省と謝罪感が強く、被害者ぶらなかった点もよかったと思います。ネット上でもそういった声が少なくありませんでした。日頃から等身大の正直コメントが売りでしたから、神妙な面持ちで、誤魔化そうとしているようには思えない言動が伝わったのでしょう」 謝罪の最後には、SNSで彼女を擁護した元カレでお笑いタレントのたむらけんじ(51)に対し「たむらけんじさん、黙っといてください」とも……。 「現場的にはスベっていましたが、このセリフも批判されなかったというのは、紗理奈のキャラが世間に受け入れられたということでしょう」 そして翌20日の夜、「奇跡体験! アンビリバボー」(フジテレビ)に出演する彼女の姿があった。なんと、この日の特集は“ダマされちゃったスペシャル”だった。 「『アンビリバボー』は生放送ではありませんし、収録は文春の取材の前ですから、彼女が“ダマされ不倫”について語ることはありませんでしたし、いつも通りのバラエティ対応でした。偶然とはいえ『ゴゴスマ』と『アンビリバボー』のシンクロは、バラエティタレントにとってはオイシイ展開といえるでしょう」 SNS上では、《アンビリバボー、騙されたスペシャルに収録といえ鈴木紗理奈…タイムリーすぎっ!! 》《おっ! アンビリバボーに鈴木紗理奈が出てた 頑張れ! 負けるな! と思ふ》など、彼女をイジる声と同情する声ばかりだ。 コメンテーターとして鈴木の仕事はどうなるだろうか。 「良くも悪くも、正直にコメントできる“大阪のおばちゃんキャラ”は今後も変わらないでしょうね。むしろ“ダマされ不倫した人”とイジられる面白キャラという引き出しが加わったことで、活躍の場は広がるかもしれません」
デイリー新潮編集部
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