大関復帰狙う霧島、インドの秘技?!
名古屋場所で大関から関脇に転落した霧島(28)が〝秘技〟で大関復帰を目指す。2度の優勝経験がある実力者だが、3月の春場所前に首痛を発症して不振に陥り、5月の夏場所では「頸椎(けいつい)症性神経根症」の診断書を提出して7日目から休場。2場所連続負け越しとなり、6場所在位した大関から陥落した。 2日は名古屋市内の音羽山部屋でしこ、すり足などの基礎運動で汗を流した霧島は「首を治すためにいろいろやった。インドの国の治療とか。時間がたつとだんだんよくなってくる」と明かした。説明は難しいとし、電気刺激療法、指圧、ハリや灸の類ではないという。インドといえば「シャーマン」といわれる呪術的職能者の存在も有名なだけに、神秘性を漂わす。 現行のかど番制度は「大関は連続2場所負け越しで関脇へ降下。翌場所10勝以上した場合は大関に復帰できる」。1場所で返り咲く可能性がある霧島は「優勝する気持ちでやる」。現行制度で関脇に転落して1場所で大関復帰を果たしたのは過去6人(7例)。直近では貴景勝の例がある。(奥村展也)