【新型スバル・フォレスター】水平対向エンジン+トヨタハイブリッド+シンメトリカルAWDは理想のパッケージに見えるがキモは商品構成にあり!
日本で売ってる現行型フォレスターは、2Lのマイルドハイブリッド「e-BOXER」と1.8Lターボの2機種のパワートレインです(エンジン形式はいずれも水平対向4気筒)。新型に採用されるパワートレインは2.5Lハイブリッドと1.8Lターボといわれます。さて、スバルの決断はいかに?
この先は昭和オジサンの勝手な商品企画案です。スバリストならずとも皆さんも一緒に考えてみてください。ワイは価格を抑えたエントリーグレード用に2Lもしくは2.5LのNA、そして、走りのグレードにWRXと同じ2.4Lターボが必要不可欠だと思います。なぜか?
フォレスターというクルマ、やはり根強いファンがたくさんいらっしゃいます。「そんな遠出しないし毎日乗らないから、エンジン車でいいし安く所有したい」というユーザーが少なからずいるはず。毎週末に洗車するだけでも楽しいカーライフですし、ゆっくり走ってもスバルを信頼する安全・安心が欲しい皆さんです。
逆に当然のことながら、スバルのキレっキレな走りを存分に味わいたいファン層の期待に応えましょう。そもそも初代フォレスターってエンジン特性をSUV用に最適化していましたが、インプレッサと同じWRC直系の2Lターボを搭載。なかにはSUVなのに車高下げて走りを楽しんでいたユーザーもいたほどなんです。
どうも近年のスバルって決断力に欠けています。WRXなんて右ハンドルのMT作ってるのに日本じゃ売ってくれません。別に300psオーバーなんてスペックいらんから海外仕様そのまんま日本の法規に合わせて売ってくれ! という感じ。宣伝広告費と考えればこれほどコスパに優れた選択はないと思うんですけど。
いずれにせよ、ストロングタイプのハイブリッドシステムを導入するので値上げは必然。モデル構成がどうなるのか現状わかりませんが、開き直りというか、いい意味でサプライズがあって欲しいと願います。 Text:Seiichi Norishige
教重 誠一