奈良市ふるさと納税6億円を突破 返礼品拡充、稼ぎ頭は奈良特産イチゴ「古都華」
奈良市に1月から寄せられたふるさと納税額は16日時点で6億円を突破し、過去最高額だった昨年(1~12月)の5億3305万円を超えることが確定した。19日時点で6億1343万円を集めており、市は目標の10億円達成に向けラストスパートに入っている。 市は返礼品を昨年の約500品目から約1200品目に拡大。稼ぎ頭は県特産イチゴの「古都華(ことか)」で、5千万円の寄付を集めた若手就農者もいるという。 寄付の使い道も増やして市の担当課がPRを展開。部局を横断した「ふるさと納税プロジェクトチーム」も昨年より1カ月早い11月初旬に立ち上げて早いスタートを切ったことも奏功した。 このほか、今月1日からスタートした姉妹都市のウズベキスタン・サマルカンド市との特別交流展開催に向けたふるさと納税型クラウドファンディング(CF)は、すでに870万円が寄せられているという。 市では22日に東京都内で開く奈良出身者やファンの集いでふるさと納税をPRするほか、24日午後7時半から公式ユーチューブチャンネルで、仲川げん市長や市観光大使でアイドルグループ・NMB48のメンバー、出口結菜さんによるライブ配信を予定している。