【高校生が園児の手をとり避難】洪水を想定した避難訓練
TVIテレビ岩手
盛岡市で高校生と幼稚園児が洪水被害を想定し、一緒に避難する初めての訓練が行われました。 園内アナウンス 「雨がたくさん降って川があふれて危ないです」 盛岡市のスコーレ幼稚園です。洪水被害が迫っているというアナウンスが流れると、年長組の園児約110人は外へ避難を始めました。 一方、幼稚園の隣にある盛岡スコーレ高校の生徒も校舎の外へ。園児と生徒は同じ場所に集まりました。その後、生徒が園児の手をとり、高校の校舎の2階に避難しました。 この訓練は、自分の命とともに幼い子どもを守る意識を高めてもらおうと、高校と幼稚園が連携して初めて行いました。 学校と幼稚園は盛岡市の洪水ハザードマップで北上川が氾濫した場合、浸水する可能性がある場所となっていて、高校生は階段を上る時に「気をつけて」などと園児に声をかけながら避難していました。 園児 「高校生と一緒に逃げることができてよかった」 園児 「あわてない、手をつないで逃げる」 高校生 「あわてずに冷静になって周りを見て行動することが大事」 盛岡市ではことし8月、大雨で米内川が氾らんし大きな被害が出ていて、高校と幼稚園は今後も連携した訓練を続けていくことにしています。