【漫画】ウソにはウソで返して逆にハッピーエンド?…男女のウソとギャップのラブコメに「笑うしかない」と大反響
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、男女でウソの告白で真逆の結果を生むオムニバス形式で、告白するシチュエーションとその反応のギャップが面白いと話題の「ウソの告白をしたら後に引けなくなった話+α」をピックアップ。 【漫画】簡単にあしらえなくなってしまった…ウソの告白を見抜いていてウソで告白を受け入れる話に大反響 作者のponさんが2024年6月30日にX(旧Twitter)に投稿したところ、2.8万件を超える「いいね」を獲得し、「笑うしかない」などのコメントがあり、ponさんもリツイートで「いいねの数は、これまでポストしてきた14年の中で最大となりました!」などコメントをして反響が寄せられた。本記事では、ponさんにインタビューを行い、創作のきっかけやこだわりについて語ってもらった。 ■バック駐車で失敗した男性…すごい間抜けな感じで「あ。」っていっちゃったと内心思う女子 物語は高校生や若者の男女の会話で成り立つウソの告白と真逆の反応が返ってくるオムニバス形式の話となっている。最初のコマでは罰ゲームとしてモテない男子高校生にウソの告白をする女子高生に対して男子高校生が泣くシーンから始まる。いじめや将来に希望がもてないことなどを告白する男子。「希望の光」とまで言い大好きと逆に告白されて後には引けなくなった女子高生。ところが当の男子は女子高生が罰ゲームでウソをついて告白してくるのを知っていて…。 同い年の男女の高校生や若い男女のカップルのウソや強がり、真実と交差する想いをつづった会話と心情の独白のラブコメディーにX(旧Twitter)上では「笑うしかない」などのコメントが寄せられ、反響を呼んでいる。 ■「なんとか両方がいい形でハッピーになる流れを探っていた」作者・ponさんが語る創作の裏側とこだわり ―― 「ウソの告白をしたら後に引けなくなった話+α」のモチーフはどのようにして生まれたのでしょうか? ウソの告白から始まる恋愛というのは定番といっていいネタですが、その中で自分が描いたらどうなるかと考えました。 告白された相手が本気になる、というのはあると思うので、むしろウソの告白をしてくることがわかっていたらおもしろいのではないか?と思いつきまして、この話が生まれました。 ――男女の高校生や若いカップルが主役として登場してきますが、嘘をついたら引けなくなったことを描こうとした意図は何でしょうか。 ふだん自分中心に生きていそうな女の子が、簡単に相手のことを、軽くあしらえなかったりしたら面白いのではないか?という考えはありました。 そのためギャルっぽい子になったのですが、そのまま本気になった男子を軽くあしらってしまうと、単にいやーな感じの子で終わってしまうのでだめだと。話としても楽しくないなぁと。 そこで男子側が深刻な状況であれば断りづらくなって、告白を言い出した手前、引けなくなったらシチュエーションとして面白いなと。 さらにそこで切替えて本気で付き合う形にすれば、女の子側も面白くなるし、悪者にはならないだろうと思いましてこのようになりました。 ともかくなにがあっても、どんな状況でも、なんとか最後にはハッピーな感じに終わろうというのが描いていたときの思いでした。 ――本作では、オムニバス形式で様々な「ウソ」の告白や真逆の反応が返ってきます。本作を書く上でこだわっている点がありましたら教えてください。 短い話なりに、二転三転するようにしていたので、そう言ってもらえるとうれしいです! 単純にウソ告白に対して、「反撃してスッキリ!」とか、「やりこめてざまーみろ!」みたいな話にはしたくないと思っておりました。 なんとか両方がいい形でハッピーになる流れを探っていたので、それがこだわった点だと思います。 ―― 「ウソの告白をしたら後に引けなくなった話+α」でponさんお気に入りのセリフやシーンなどがございましたら教えてください。 シーンとしては、やっぱりウソ告白したくせに引けなくなった彼女の動揺ぶりでしょうか!こういうシーンは描いてても楽しいです! ――本作で、読者に注目してほしい点などがありましたら、お聞かせください。 ウソにウソでやり返して…という話にみえますが、実は男子は本当に苦境に立っていて、かなり危ない状況だったという点でしょうか。 男子が話した悩みは本当のことで、最初はウソ告白してきた彼女を困らせる狙いだったのでしょうが、結果的に彼女がその悩みをしっかり受け止めて、付き合うことにしたわけで、彼自身がその心意気に救われるという話になります。 そこで「ほぉ、よかったねぇ!」と思ってもらえたらうれしいですね。 ――最後に、作品を楽しみにしている読者やファンの方へメッセージをお願いします。 いつも応援していただきありがとうございます!このシリーズも応援や反響がなければ、続けることは出来なかったと思います。 つらいことがたくさん世の中に起きているので、気楽に楽しかったり安心できたりする漫画シリーズが描きたいと思い始めたので、読んだ人達が少しでも癒やされたり、前向きに考えてくれたり、楽しんだりしてくれればうれしいですね!