「お前コラ殺すぞ!!」ドス持ってきたおっさん、煽り運転のヤンキー…心霊スポットより怖い恐怖体験をしてきた金属バットがお化けや暴走族よりこの世で一番怖いもの
金属バットの「酒辛肉鮪」#22
まだまだ残暑がきびしく、ヒヤッとする話でも聞きたくなる季節が続く。人気お笑いコンビの金属バットに恐怖体験を聞いた。 【画像】都内でも“デル”と有名なスポット
金属バット19歳の夏の肝冷やし体験
―それにしても暑いですね、今年の夏も。あまりにも暑いので、今回はお二人にヒヤッとするような「怖い話」をしていただこうかと。 友保 ヒヤリーハットね。でも1個ほんまに怖い話あるんですよ。 ―おお!お願いします。 友保 俺らが19歳ぐらいのとき。あれは……海遊館(大阪にある水族館)のほうでしたかね。花火大会があるっていうんで、小林と一緒に、他の連れも何人かと花火見に行ったんですよね。ああ~~綺麗だな~綺麗だな~なんか花火綺麗だな~~。 ―読者の皆さんにテキストで伝わるかわかりませんが、友保さんは稲川淳二さん風に話してます。 友保 もっと~~もっと~~近くで見たいな~~。で、私とね、その当時の友だち二人でね、あっちのほうが花火が見えそうだと。なんだか見えそうだな~~怖いな~~なんか見えそうだな~~綺麗だな~~。防波堤の方をね、ちょっと奥へ進んで行ったんですよね。なんか見えそうだな~~怖いな~~ああ綺麗だ~~綺麗だ~~。 そのときです。ふと振り返ったら……ヤンキーがいっぱい。パンパン。防波堤、一本道。ああ終わったな~~死んだな~~やだなやだな~~なんかやだな~~死にそうだな~~。そしたらヤンキーが急にね、パッと二手に分かれたんですよ。不思議だな~~何だろう何だろう、怖いな~~怖いな~~変だな~~変だな~~。からの助かるな~~。 ―モーゼの十戒だ。 友保 ヤンキーたちがバーって開いた向こうから小林が歩いてきて、ヤンキーかき分けて。そんでひと言、「帰ろう」と。 ―小林さん、強い。 友保 俺は助かったっす。肝冷やしたでマジで。マジで死ぬか思た。 小林 そんな追い込まれてたんや(笑)。 友保 海飛び込んで逃げるしかないなって。イマチューっていう、ハイパーガリガリのダブった先輩とね。 小林 今中さんね。 友保 その今中さんとワシが防波堤の奥まで行って、花火見て振り返ってヤンキーパンパン。完全にカツアゲされるシチュエーション。 ―圧があるんですかね、小林さん背が高いから。 友保 そんで坊主やし。一回、和歌山かなんかに花火見に行ったんすよ。バイクで。で、小林とワシ、そんでワシの後ろに連れ乗ってて。花火見て帰るときに、小林が今で言う「煽り運転」みたいなのをバイクから食らってて。「なんやゴルァァ」みたいな。俺らは後ろで見てて「なんかやってんな」って。 で、そのヤンキーがごっつ遠くに行くほうの車線に入って「お前コラ殺すぞ!!」って言いながらどっか行ってもうてね。「助かったなぁ」言うてそのまま帰ってたらそのヤンキーがまた戻ってきて。 小林 戻ってきたんよ~。 友保 「ヤンキー帰ってきた!!」って。信号待ちのときに小林の横行って「殺すぞ!!」みたいなったんですけど、小林の顔見たら「……安全運転せえよ」。
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