「パターが入ればあと3つはいけた」

◆国内女子プロゴルフ 第36戦 大王製紙エリエールレディス　11月14～17日　エリエールゴルフクラブ松山（愛媛県）　6575ヤード・パー71 【動画】「おお～……」観客から思わずどよめきが… これが絶好調ルーキー・政田夢乃が放ったベタピンショット　実際の映像です

　ルーキーの政田夢乃が逆転シード入りへ初日から大爆発した。インスタートの前半から2連続を含む3バーディーを奪取。17番パー5のボギーを悔やまれるが、それでも後半は4番パー4をバーディーにしたあと、7番からの上がり3ホールを3連続バーディーで締め「65」の6アンダー、首位タイでスタートダッシュを決めた。 「全体的にはショットがよくて、たくさんバーディーチャンスにつけられたので、いい一日でした」と振り返った政田。

逆転シードの向け最高のスタートを切った政田夢乃　写真:Getty Images

　先週の「伊藤園レディス」初日も8アンダーでトップに立った政田だが、2日目と3日目に崩れて優勝争いはできなかった。反省点はショットのブレとパター。 「それでも今週はショットに関してはすごくよくて、もっとパターが入ればあと3つくらいは伸ばせた。パターがまだ本調子ではないのでそこだけが不安ですが、明日もしっかりとピンを狙っていきたい」 　それでも初日から首位発進できたのは大きい。というのもメルセデス・ランキング61位で迎えた今大会で、50位以内に与えられる来季のシード権を獲得するには、単独5位以上が条件となっているからだ。 　そこを意識しないと言えばウソになるかもしれないが、政田はいたって冷静だった。「あまり（順位は）気にしていないです。優勝する以外は少し厳しいかなという感じなので、ひたすら自分のゴルフをするだけです」 　今回のコースは4月のステップ・アップ・ツアーで回っているが「嫌いではないけれど予選落ちしていた」という。初日のプレーが明日もできれば予選通過は確実。一発逆転でのシード獲得のためにも優勝争いに加わりたいところだ。