辺野古工事のダンプ運転手、ストも視野 国の単価下回る時給 労組を結成、賃上げ交渉 沖縄
米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設工事に関して、土砂の運搬を担う県内の運輸会社のダンプ運転手12人が、労働組合を結成し賃上げを求めて会社と交渉していることが分かった。 【写真】米兵「つり下げ訓練」か 辺野古 8日に3回目の団体交渉を予定しているが、会社側から合意できる回答が得られない場合には10日に終日ストライキを実行することも視野に入れているという。 運転手らは1月にうまんちゅユニオン司支部を結成した。土砂運搬は会社が国から受注している工事だが、国交省の労務単価を大幅に下回り、時給1200円にとどまっているという。 基本賃金を時給1650円、日額1万3200円に引き上げるよう求めて交渉している。司支部を指導するうまんちゅユニオンは「他の業種にも広がっていく可能性がある」と話した。
琉球新報社