コットンとリネンの違いは?レーヨンは何でできてる?シルク、ポリエステル、衣類の繊維それぞれの特徴は?
◆主な化学繊維 化学繊維とは、人工的に作られた繊維のことです。製造方法によって「再生繊維」「半合成繊維」「合成繊維」の3つに分けられます。このうち、衣類によく使われるのは再生繊維と合成繊維です。 <再生繊維>綿や木材などを溶かして作ったものを「再生繊維」といいます。 ・レーヨン 木材パルプを原料とする繊維。 光沢感があり、吸湿性や保湿性、消臭性に優れています。 シワになりやすく乾きづらいのがデメリットです。 ・キュプラ 綿を原料とする繊維。 吸放湿性に優れ、さらっとした着心地です。レーヨン同様に光沢感もあります。 シワになりやすいことや、摩擦に弱く羽毛立ちしやすいことなどがデメリットです。 <合成繊維>合成繊維は、主に石油を原料とする繊維です。軽くて丈夫な傾向にあります。 ・ポリエステル セーターやワイシャツ、スポーツウェアなどによく使われている繊維。 シワになりにくく乾きやすいので、コットン繊維に混紡することがよくあります。 においや汚れを吸着しやすく、こまめに洗濯する必要があるのがデメリットです。また静電気も起こしやすいので、洗濯する際は柔軟剤を使うとよいでしょう。 ・ナイロン 耐久性が非常に高いことから、スポーツウェアやバッグなどによく使われている素材。水濡れに強く、乾きやすいのもメリットです。 一方熱には弱く、乾燥機やアイロンを使用すると変形してしまう恐れがあります。 ・アクリル 保温性が高い冬向けの素材。セーターや靴下などに使われることが多くあります。 毛玉ができやすく、静電気も発生しやすいのがデメリットです。 ・ポリウレタン 伸縮性に優れた丈夫な素材。アンダーウェアなどに使われるほか、靴のインソールやソファーの生地表面のコーティングなど、幅広い用途に使われています。 ただし、熱や紫外線、湿気、塩素に弱く、経年劣化しやすい素材です。
「婦人公論.jp」編集部
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