イチローのトレードはあるのか?
ガードナーは昨年、16試合の出場に留まった。今年は終盤の大事なときに脇腹を痛めた。エルスバリーも、昨年の出場数は74試合。今年は9月に3週間ほど故障で戦列を離れている。確かに二人が、揃ってフル出場することはイメージしにくい。そのとき、タイプが似るイチローなら、代わりが務まるとの計算は、容易に立つ。 ■ヤンキース残留の見込みが高い 今年の前半戦が終わったときのこと。イチローは不安定な出場機会について、こんな話をしていた。 「去年、僕が来たときから言っているように、ようは、『ここをやってくれ』と言われたときに、僕がいればいいと思ってますから」 イチローとしては、すでにそういう役割を受け入れている。そんなイチローは、ヤンキースにとって理想的な控え外野手に映るだろう。よほど条件のいい話が来ない限り、イチローの移籍はなさそうだ。 (文責・丹羽政善/米国在住スポーツライター)