韓国の大統領支持率が初めて10%台、不支持率は過去最高72%…夫人の相次ぐ疑惑で窮地
【ソウル=小池和樹】韓国ギャラップは1日、尹錫悦(ユンソンニョル)大統領の支持率が19%と、2022年5月の大統領就任以来、最低となったとする世論調査結果を発表した。支持率が10%台に落ち込んだのは、初めて。不支持率は過去最高の72%だった。 【写真】美貌も話題…韓国大統領夫人の金建希氏
調査は10月29~31日に行われた。不支持の理由として、不法な高級バッグ受け取りなど様々な疑惑が取りざたされている金建希(キムゴンヒ)夫人の問題を挙げた人の割合が17%と最も高かった。「経済・民生・物価」(14%)、が続いた。保守系与党「国民の力」と左派系最大野党「共に民主党」の支持率は、ともに32%だった。
尹氏の支持率は4月の総選挙での与党の大敗以降、20%台と低迷が続いていた。10%台に落ち込んだことで「レームダック(死に体)化が本格化」(通信社ニュース1)などと報じられている。野党が勢いづくのは確実で尹政権の政権運営はさらに厳しくなりそうだ。