台湾のオーケストラ、熊本や東京で公演へ 日本の高校生とコラボも
(台北中央社)台湾のオーケストラ「湾声楽団」が今月、熊本や東京で公演する。半導体受託製造世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)の関連企業・団体などが支援した熊本公演では地元高校の合唱団とのコラボレーションを行う予定だ。 熊本公演は19日に熊本県立劇場コンサートホールで、東京公演は21日にサントリーホールで行われる。13日に台北で開かれた記者会見で李哲芸音楽監督は、台湾の楽曲を披露するとアピールした。 東京公演は世界10カ所を回るツアーの初回公演として開催。李氏は、ツアーを通じて楽団の演奏レベルを示すだけでなく、台湾を世界の音楽界で一定の地位に立たせられると思うと自信を見せた。 またツアーでは歌手、テレサ・テンの代表曲「いつの日君帰る」「月はわが心」「時の流れに身をまかせ」のメロディーを組み合わせた楽曲を演奏し、熊本では友情出演する熊本県立第一高校合唱団と「さくらさくら」「小城故事」などを披露するとした。 (趙静瑜/編集:齊藤啓介)