山陰銘菓「因幡の白うさぎ」配り被害防止呼びかけ 特殊詐欺被害額は島根・鳥取両県で約10億円に
山陰中央テレビ
後を絶たない特殊詐欺の被害を防ごうと、鳥取県日吉津村のショッピングセンターで、警察と県内の金融機関などが合同で買い物客に注意を呼び掛けました。 鳥取県警察本部・波田貴幸警部補: 「携帯電話に『+』が付いた番号でかかってきたのは国際電話で、全部詐欺の電話なんです」 27日、日吉津村のイオンモール日吉津で、警察や鳥取県、県内の金融機関など11の機関の約40人が、「白ウサギの知ろう詐欺!大作戦」と銘打った呼びかけにちなんで、おなじみの銘菓「因幡の白うさぎ」と手口などを記したパンフレットを配り、特殊詐欺への注意を呼びかけました。 米子警察署・西畑貴博警部: 「SNSを介したメッセージが来ると思います。自分で判断するのではなく、家族、知人など一人で考えず、みんなで考えて不安を解消する、これが犯罪の防止になります」 SNSで嘘の投資話を信用させ、金をだまし取るなどするSNS型投資・ロマンス詐欺の被害は、2024年に入り被害が急増。鳥取県では28件で4億8000万円あまり、島根県で37件、4億5000万円あまりに上っています。 警察は、SNSを通じて知らない人から投資などを勧められた場合は、詐欺だと疑って、家族や警察などに相談するよう呼びかけています。
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