「英語もスムーズだけど…」河村勇輝がNBA記者を感心させた言動とは?「カワムラは才能があるよ」今季は“下部リーグ行き濃厚”も笑顔なワケ
まずは「つかみはOK」といっていいのではないか――。 メンフィス・グリズリーズとエグジビット10契約を結んだ河村勇輝(23歳)のNBAへの挑戦が本格的にスタートした。本拠地のメンフィスで催された9月30日のメディアデイを経て、10月1日からテネシー州ナッシュビルで始まったトレーニングキャンプでも元気な姿を見せている。 【現地写真】「河村ムキムキじゃん」「こんなに首太かった?」バスケ河村勇輝(23歳)笑顔のNBAキャンプ風景を見る!224cmの怪物と握手、富永と仲良し2ショット、2年前の前髪おろしオフ写真も必見(60枚超) 「すごく充実した毎日を送れている。キャンプが始まって、今日は1日目でしたけど、自分にできたことがあれば、できなかったこともあった。すごくいい収穫のある一日になったんじゃないかなと思います」 初日終了後のそんな自信に満ちた言葉通り、17番を背負うことになった河村は伸び伸びと日々を過ごしている印象がある。メディアに公開された時間帯の練習時にはコーチ陣の指示に従いながら、攻守のフォーメーションを確認。締めくくりには同じくエグジビット10契約選手のアルマンド・ベイコットとゲーム形式のシューティングを行い、頻繁に楽しそうな笑みを浮かべていた。
スーパースター、モラントも評価「とても速い」
まだ始まったばかりだが、172cmという小柄な身体でみせる小気味いいプレーの評判は上々。9月21日には渡米し、施設でのトレーニングを始めていたとあって、チームには十分に馴染み始めている。中でもブラジル人のマオジンハ・ペレイラとはキャンプ初日後に食事に行くほど仲良くなったとか。鋭いプレーと持ち前のコミュニケーション能力で存在感を発揮する河村を、オールスター2度出場のグリズリーズのスーパースター、ジャ・モラントも絶賛していた。 「良い選手だ。素晴らしいよ。約1週間前に施設がオープンすると同時に合流し、すぐにフィットした。フルコートで動き、とても速い。正しいプレーをするし、競い合う。これまで見てきたものを気に入っている。才能があるよ」 10月2日、練習後のメディア対応時には、地元紙『メンフィス・コマーシャル・アピール』のダマイケル・コール記者、グリズリーズ公式サイトのコンテンツプロバイダーであるマイケル・ウォーレス氏といった現地メディアの質問にも英語でスムーズに返答していた。英語力以上に落ち着きと度胸を示し、ベテラン記者たちは感心させられた様子。このようにグリズリーズの選手たち、周囲の関係者は河村に好感を持っていることは間違いなく、そのチャレンジは順調に滑り出したといっていい。 もっとも、ここで断っておきたいが、無保証の契約でトレーニングキャンプに加わった河村がNBA入りにすでに大きく近づいていると言いたいわけではない。
【関連記事】
- 【現地写真】「河村ムキムキじゃん」「こんなに首太かった?」バスケ河村勇輝(23歳)笑顔のNBAキャンプ風景を見る!224cmの怪物と握手、富永と仲良し2ショット、2年前の前髪おろしオフ写真も必見(60枚超)
- 【NBA代理人の証言】河村勇輝23歳がパリ五輪後に挑む“シビアな競争”「カワムラに求められるのはパス能力」「待遇は今を下回る。ただ…」
- 【あわせて読みたい】「あのリトルマンはキラーだな」“175cmの名手”も“NBA関係者”もホレる河村勇輝の伸びしろ「人生にとって大事な2週間だった」
- 【記者が号泣】「もう十分だよ」渡邊雄太から“NBA卒業”を告げられた瞬間、涙腺が決壊した…現地記者が絞り出した感謝の言葉「6年もサバイブしたのは勲章」
- 【話題】トム・ホーバスの「厳しい練習」は、日本人がやりがちな「根性練習」と何が違う? 日本代表を勝たせた外国人“鬼コーチ”が直面した日本の課題