中村玉緒が創作活動25周年記念きものショーを開催
女優・中村玉緒が4日、都内で自身の着物の創作活動25周年を記念したきものショー「極粋の宴 in TOKYO」を開催した。 玉緒は女優、タレント業と並行して、1990年に友禅作家の千地泰弘氏との出会いをキッカケに着物の創作活動を開始し、自身の着物ブランド「玉緒のきもの」を発表。 創作活動25周年を記念したこの日のショーでは、薔薇をモチーフにした「玉緒のきもの」ブランドの代表的なシリーズである「夢バラ」シリーズ、夫である故・勝新太郎との思い出の地のラスベガスやハワイなどの風景が色鮮やかに描かれた着物など新作8点を含めた計11点の着物を披露。 演歌歌手・田川寿美もお祝いに駆けつけて、玉緒がプロデュースした“弁慶格子”という格子柄のモダンな着物を身にまとい、ヒット曲「一期一会」を熱唱した。 イベント後、玉緒は「願っていれば夢というのは実現するのだと思いました」とニッコリ。 師匠である千地氏は、「(玉緒が創作活動を始めた)当時は女優さんが自分で着物を制作したり、自分のブランドを持つというのは少なかった。女優さんだからこそ、着物作家とは違う斬新なデザインで、それがウケたのだと思う」と目を細めた。 また、ショーには玉緒の息子の鴈龍氏も登場。玉緒と同様に千地氏に弟子入りし、昨年ジュエリーのデザイン活動を始めた鴈龍は、自身が制作した薔薇がデザインされた帯留めをサプライズプレゼント。これに対して、玉緒は「本当にあなたがデザインしたの?」とジョークを飛ばしつつも、「これを機会に俳優としてもデザイナーとしても成功してほしい」とエールを送った。