ファイルーズあいがベールに包まれた「スター・ウォーズ」オーディションについて語る
声優のファイルーズあいが、6月4日に都内で開催された「スター・ウォーズ:アコライト」日本最速特別上映会イベントに、諏訪部順一、武内駿輔と共に登場した。 【写真】作品の見どころを語るファイルーズあい ■「スター・ウォーズ:アコライト」あらすじ 社会現象を巻き起こし続けてきた空前のエンターテインメント「スター・ウォーズ」の新シリーズで、映画「スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス」(1999年)の約100年前のジェダイ黄金期を舞台に、銀河の謎とダークサイドの勃興と台頭を追うオリジナルドラマシリーズ。6月5日(水)よりディズニープラスにて初回2話日米同時独占配信が開始される。 正義の守護者ジェダイが銀河に多く存在し、戦争もなく平和であった“光”の時代。ある日、ジェダイの一人が殺害される事件が発生。真相を追うために動きだしたジェダイ・マスターのソル(声・諏訪部)は、かつて自分の弟子であった謎の主人公、メイ(声・ファイルーズ)と再会することで密かに動きだしていた“巨大な闇”に立ち向かうことになる――という物語が描かれる。 ■役柄について何も言えずに苦悶の表情を浮かべる 今作で初めて「スター・ウォーズ」に関わるというファイルーズは「熱量の高い方がたくさんいらっしゃる素晴らしい作品だなというのはすごく感じていて、歴史の長い作品で、私の周りでもすごく愛情深く作品を愛している方がたくさんいる作品なので、本当に主役に選んでいただけて光栄だなと思いました」と告白。 そんな中、演じたメイについて聞かれると「(配信前のため)本当に今の段階だと言えることが少ないんですよ…」と苦悶の表情を見せつつ、「今の時点で言えることというと、悲劇の過去を持ったミステリアスな女性であるということですね(苦笑)」と語り、「それだけ物語が深く複雑に作り込まれているっていうのも、この作品の魅力なんですよ!」とにっこり。 ■初心者でもコアなファンでも楽しめる作品 ほか、「スター・ウォーズ」との初めての出合いについて聞かれ「まさにこの作品で、初めてちゃんと見たんです」とはにかみながら、「オーディションでまずメイに出会ったのですが、セキュリティーが厳しくて、現場に行くまで何のオーディションか分からないんですよ。台本も渡されなくて、『とりあえず大きな作品のオーディションです。身一つで来てください』って言われて。で、(現場で)台本を渡されて、『映像をちょっと流しておくから確認してください』と言われまして、(映像に流れる)文字を見ながら『ジェダイって聞いたことあるなぁ。フォースって聞いたことあるな。何だろうな』って思っていたら説明してくださって、『これって、もしかして…?』って聞いたら、『スター・ウォーズです』って言われて、『うわ~っ!!』って(笑)」とオーディションを振り返った。 そして、「『スター・ウォーズ』初心者の私でも世界観に夢中になれるような、初心者も入り込みやすい物語の作りになっています。でも、今まで好きで応援していた人が飽きちゃうような作りなのかというと、そういうわけでは全くなくて! というのも、演出の音響監督さんがめちゃくちゃ『スター・ウォーズ』が大好きな方で、アフレコのたびに『ここは、こういうシリーズのこれを意識しているんだよ』って注釈をすごく細かく入れてくれて、『こんな演出を入れてくるなんてね』『ここが憎いね』『これ、従来のファンはびっくりするだろうな』みたいなリアクションをたくさん入れてくれていたので、従来のファンの皆さんもご満足いただける素晴らしいクオリティーになっていると思います」とアピールした。 ◆取材・文=原田健