元衆院議員が驚いた衆院選の選挙区3選を紹介!
YouTube「選挙ドットコムちゃんねる」では、毎週選挙や政治に関連する情報を発信中です。 2024年11月3日に公開された動画のテーマは「元衆議院議員・豊田真由子が驚いた選挙区3選」 今回の衆院選では、事前や期間中の予想を覆した選挙区がいくつもありました。その中から、元衆議院議員の豊田真由子氏が「気になる」と選んだのは?与党の比例重複のかけ方にも疑問を呈しました。 【このトピックのポイント】 ・福岡11区:足元が揺らいだ理由は ・埼玉14区:「小選挙区単独」を選んだミス? ・批判だけでは有権者の心は動かない
福岡11区:自民の足元がなぜ揺らいだか?不記載問題だけでない事情が
まず豊田氏がピックアップしたのは福岡11区。 二階派の事務総長、総務大臣を務め、福岡では麻生氏と争う実力者の武田良太氏の落選に驚きを隠せなかった豊田氏ですが、直前の田川市長選など、足元に揺らぎが見える傾向も見られたと分析します。 豊田真由子氏「出陣式には武田さんのほうには何百人も集まり、村上さんは70人くらいで、差は歴然としていたから。情勢調査で接戦と出ていて、一見してみた温度感と情勢調査が合わないと言われていた選挙区だったんですよ」 なぜ、武田氏の足元が揺らぐようなできごとが起きたのか、非常に興味深い選挙区です。 今回初当選した村上氏は、元官僚。2回の落選経験を乗り越えて、今回の当選に至りました。懸命に地元で活動しているところが見られたそうですが、「それだけでは当選できない」と豊田氏は断言します。 前回の選挙から、2万票ほど落としている武田氏。とはいえ、僅差での敗戦です。今回の選挙を自民党が一枚岩になれなかったと指摘する豊田氏は、その原因を自民党の比例公認のやり方にあったのではないかと分析します。 豊田氏「士気や愛着、人間関係に分断を招いた。重複で比例復活できるかどうかは、候補者にとっては天国と地獄ぐらい違うんですよ」 党のほうでは不記載の問題で有権者の理解を得なければいけないとはいえ、「数合わせで比例名簿に載せられた人が当選すればいいという党の考えはどうかと思う。本人にも有権者にも不幸」と表情を曇らせました。