日本男子は東京五輪金メダルのフランスに大逆転勝ち 世界ランク3位に浮上 石川、宮浦の奮闘で勝利…VNL
◆バレーボール ▽ネーションズリーグ男子マニラ大会 日本 3(17―25、19―25、25―16、25―23、15―10) 2フランス(22日、フィリピン・マニラ) 1次リーグ(L)第3週が行われ、既に8チームによる決勝大会進出を決めている世界ランク4位の日本は、21年東京五輪金メダルの同7位・フランスにフルセットの末、大逆転勝ち。8勝目(3敗)をマーク。世界ランクは3位に浮上した。23日の1次L最終戦は、米国と対戦する。 日本は、開催国枠で出場し、五輪で当たる可能性もあるフランスとの前哨戦に勝利した。前日のオランダ戦から登録を外れている高橋藍(らん、サントリー大阪)に代わり、大塚達宣(大阪ブルテオン)を先発に起用。第1セット、5―6からフランスのサーブに崩され、5―9とされると、点差を開かれ、17―25で失った。第2セットもフランスの強烈なサーブに苦しみ、19―25で取られた。 第3セットは、スタートから、エース・石川祐希(ペルージャ)が5連続スパイク得点で、チームを勢いに乗せると、一気に25―16で奪った。第4セットは競り合いとなったが、22―22から石川がブロックを決め、1点先行すると、宮浦健人(ジェイテクト)の強打などで25―23で取り、セットカウントを2―2とした。 最終第5セットは、石川の強力なサーブで6―3と引き離すと、石川のスパイク、宮浦のバックアタックなどで、15―10で奪った。 五輪の1次Lの組分けは、参加12チームを4チームずつ、3つのポットに分ける。A組に開催国・フランス、B組に世界ランク1位、C組に同2位が入り、参加国のうち3~5位(ポット2)、6~8位(ポット3)、9~11位(ポット4)の各組が、抽選でA、B、C組に振り分けられる。26日に組み合わせ抽選が行われる。日本のフィリップ・ブラン監督は五輪で上位国との対戦が少なくなる「世界ランク5位以内」のポット2以上を目指している。
報知新聞社