ロシア新国防相に“経済の専門家”指名 ウクライナ側は警戒
ロシアの新しい国防相に経済の専門家が指名された事をうけ、ウクライナ側は、戦時経済をてこ入れして長期戦に備える狙いがあると警戒を強めています。 国防相に指名されたベロウソフ氏は13日、ウクライナ侵攻に関する議会の質疑で、兵士の福利厚生なども含めた待遇改善が必要との認識を示しました。 ベロウソフ氏 「(兵士の)生活は金銭的な手当だけでは成り立たない。まだやるべきことがいくつかある」 軍務経験がない経済学者のベロウソフ氏を国防相に起用したプーチン大統領の狙いについて、ウクライナ側は長期戦への布石だと警戒しています。 ウクライナのポドリャク大統領府顧問は13日、「軍への供給システムなどを再編成して戦時経済を強化する狙いがある」と指摘しています。