石川関連死200人超え 4市町で新たに19人認定へ
●七尾、珠洲内灘、穴水 ●犠牲者計441人に 石川県は31日、能登半島地震による災害関連死の審査会を開き、七尾、珠洲、内灘、穴水4市町の計19人を新たに認定すると決めた。各市町が近く正式に認定する。県内の関連死は認定見込みを含め計214人となり、直接死227人と合わせた犠牲者は計441人に上る見通し。 31日は弁護士と医師が4市町の21人を審査。新たに認定が決まった19人の市町別の内訳は珠洲が11人、七尾が6人、内灘と穴水が各1人。自宅や入所施設で被災し、体力が落ちて亡くなった事例などがあった。 不認定は七尾の1人、累計21人。残る珠洲の1人は継続審査とされ、現時点での継続審査は計18人となった。北國新聞社の取材によると、31日時点で少なくとも県内の12市町446人(認定済み、認定見込み含む)の遺族が関連死の認定を申請している。 地震による関連死は高岡市、新潟市で各2人が認定されており、死者総数は445人となる見込み。 ●金沢市が初審査会 金沢市は30日、地震に伴う災害関連死の審査会を初めて開き、市内で生活していた1人の遺族から受けた認定申請1件を継続審査とした。11月中にも開く次回の審査会で認定するかどうか再度協議する。