KDDIがローソンにTOB実施 非公開化で三菱商事と共同経営
KDDIはローソンにTOBを実施すると発表しました。ローソンは三菱商事が50%を出資しています。三菱商事はTOBには応募せず、KDDIは一般の株主から残りの株式を買い取り、ローソンを非公開化します。非公開後は、KDDIと三菱商事が共同でローソンを経営します。 TOBは4月にも実施する方針で、成立すればローソンは上場廃止となる見通しです。買い付け価格は1株あたり1万360円です。ローソンはこの非公開化をめぐる報道を受けて取引が一時停止されました。停止された時点の株価は8913円でした。KDDIは現在、ローソンの株式を2.1%保有しています。 KDDIは金融や決済事業などの事業を強化しています。ローソンが運営する独自ポイントの「ポンタ」との連携を深めて「au経済圏」の拡大を狙います。一方、三菱商事はKDDIが参画することで購買データなどを通じて消費者との接点を増やし、経営の効率化を目指します。