上海の14企業・団体、高齢自閉症の雇用支援をスタート
【CNS】中国・上海市の上海慈善基金会(Shanghai Charity Foundation)と上海覚群文教基金会(Shanghai Juequn Cultural & Educational Foundation)が主催する第30回「青空の下の愛」慈善活動シリーズが上海市内の玉仏禅寺で開催され、自閉症スペクトラム(ASD)の市民のための雇用プロジェクト協力協定締結式と自閉症支援をテーマにした短編映画の上映会が開催された。 玉仏禅寺の住職で、上海覚群文教基金会理事長の覚醒(Juexing)法師は、プロジェクトの進捗(しんちょく)状況を振り返りながら、「公共の福祉とは、時代が私たちに託した責任であり使命だ」と語り、自閉症コミュニティーや自閉症家族に多くの希望を創出すること、より広い受け皿と包括的な社会を創造するよう呼びかけた。 また、自閉症の高齢者の雇用を適切にサポートしていくため、上海覚群文教基金会と上海慈善基金会は協力協定を提携した。 二つの財団は共同で「高齢自閉症グループ総合就職支援ネットワーク」を創設し、高齢自閉症グループを対象として社会支援システムを確立し、就職支援サービスネットワークを段階的に形成していくことに貢献するとしている。このネットワークには、上海の五つの介護企業と九つの社会団体が参加を決めた。 この日上映された短編映画は、自閉症コミュニティーの窮状をより多くの人びとに知ってもらうために制作された作品であり、第9回上海市公共福祉映画祭の短編映画部門で3位を受賞している。(c)CNS/JCM/AFPBB News ※この記事は、CNS(China News Service)のニュースをJCMが日本語訳したものです。CNSは1952年に設立された中華人民共和国の国営通信社です。