韓国警察、戒厳令巡る捜査で韓首相を事情聴取 大統領代行就任前
Hyunsu Yim [ソウル 20日 ロイター] - 韓国警察は戒厳令宣布を巡る捜査の一環として韓悳洙首相兼大統領代行を事情聴取したと、首相室の関係者が20日に明らかにした。 韓氏は尹錫悦大統領(職務停止中)が戒厳令を発表する直前に開かれた今月3日の閣議に出席していた12人のうちの1人だ。 この関係者は韓氏がいつ事情聴取を受けたかは明かさなかったが、同氏が大統領代行に就任する前と説明。聯合ニュースによれば、容疑者として捜査を受けている。 最大野党「共に民主党」は今月、韓氏を内乱罪で警察に告発した。 警察当局からのコメントは今のところ得られていない。 韓氏はこれまで、戒厳令布告に反対していたと語っている。 一方、尹大統領の弾劾裁判を巡り、検察の役割を担う法律家と野党議員のチームが20日に会合。裁判を主導する鄭清来・国会法制司法委員長は「われわれは本日、尹錫悦大統領を弾劾するという歴史的な義務を果たすためにここに集まった」と語った。 また、聯合ニュースによると、警察と高官汚職捜査局(CIO)からなる合同捜査チームは20日、尹氏に対し、25日に出頭するよう2度目の要請を行った。同氏は今週の最初の召喚に応じなかった。