落合福嗣、銀河万丈、田中真弓が追加キャストに!『ベルサイユのばら』でオスカルたちを見守る面々
池田理代子による少女漫画界の金字塔的名作を新たにアニメーション映画化した『ベルサイユのばら』が2025年1月31日(金)より公開。マリー・アントワネットと支え合い、オスカルを見守った3人の主要キャラクターの声優を、落合福嗣、銀河万丈、田中真弓らが務めることとなった。 【写真を見る】燃えたぎる炎とバスティーユ牢獄を背に剣を振りかざすオスカルのキャラクタービジュアル 将軍家の跡取りで、“息子”として育てられた男装の麗人オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ、隣国オーストリアから嫁いできた気高く優美な王妃マリー・アントワネット、オスカルの従者で幼なじみの平民アンドレ・グランディエ、容姿端麗かつ知性的なスウェーデンの伯爵ハンス・アクセル・フォン・フェルゼン。彼らは栄華を誇る18世紀後半のフランス・ベルサイユで出会い、時代に翻弄されながらも、それぞれの運命を美しく生きる。 監督を務めるのは「アオハライド」、「チア男子!!」の吉村愛。「うたの☆プリンスさまっ♪」シリーズ、「君に届け」の金春智子が脚本、「初恋モンスター」、「ぬらりひょんの孫」の岡真里子はキャラクターデザイン、「進撃の巨人」の澤野弘之が音楽プロデューサー、澤野と共にNHKドラマ「大奥」を担当したKOHTA YAMAMOTOが音楽で参加。そして、アニメーション制作は「呪術廻戦」、『この世界の片隅に』(16)などを手掛けるMAPPAが担当するなど、精鋭のスタッフが大集結している。 キャスト陣には、オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ役を沢城みゆき、王妃マリー・アントワネット役を平野綾、アンドレ・グランディエ役を豊永利行、ハンス・アクセル・フォン・フェルゼン役を様々なミュージカルでも活躍する加藤和樹が担当する。このほか、衛兵隊の一員で、オスカルも一目置くほどの剣の腕前を持つアラン・ド・ソワソン役に武内駿輔、オスカルが近衛隊隊長を務めていた時に副官として従っていたフローリアン・ド・ジェローデル役を江口拓也、パリの新聞記者でオスカルが市民の困窮を理解するきっかけを作った人物、ベルナール・シャトレ役を入野自由が務めるなど豪華実力派声優が勢揃いしている。 さらに、追加キャストとして、落合、銀河、田中が加わることも発表。ルイ15世の孫で、マリー・アントワネットの夫ルイ16世を演じるのは、『空の青さを知る人よ』(19)の中村正道役や「結婚するって、本当ですか」の権田広見役など人気作品はもちろん、バラエティ番組のナレーションなどでも大活躍中の落合。ルイ16世は14歳で妃になるためにフランスへやって来たアントワネットと結婚し、20歳にもならない年齢でフランス国王となった。自身の見た目や能力へのコンプレックスから自信が持てず、大人しく優柔不断なところがあるが、真面目で優しい性格で、アントワネットとは生涯にわたって支え合っていく。 落合は「小学生の時、隣の席の子が休み時間に読んでいて貸してもらって読んだ思い出がある『ベルサイユのばら』。台本を手にとって読み進めた時、懐かしい記憶がふわっと蘇りました」とコメントし、想い出深い本作との縁を振り返った。 オスカルの父、ジャルジェ伯爵家の当主でフランス王室に忠誠を誓うジャルジェ将軍を演じるのは、「機動戦士ガンダム」ギレン・ザビ役や「北斗の拳」サウザー役など、その渋い声で安定感のある名脇役を務めるベテラン声優、銀河万丈。ジャルジェ将軍は後継ぎとして男児を欲していたが女児ばかりが続いたため、力強い泣き声だった末娘オスカルを男として厳しく育てた。それがゆえにオスカルは様々な壁にぶつかることも。 銀河は「不朽の名作『ベルサイユのばら』の作者、池田理代子様とは、ワタクシほぼ同世代であります。何の関係も無いのに『誇らしい!』と胸を張って生きて参りました。ってか…えっと、えっと、元はと言えば、全部全部私が悪い。ごめんオスカル」と、役になりきったコメントで本作への熱い思いを寄せる。 アンドレの祖母でオスカルの乳母マロンを演じるのは、「ONE PIECE」のモンキー・D・ルフィ役をはじめ名だたるキャラクターを演じ、その声を誰もが一度は聞いたことがある国民的大声優、田中真弓。マロンはオスカルからはばあやと呼ばれる親しみやすいキャラクター。ジャルジェ家に仕え、口やかましく心配性な性格だが、アンドレとオスカルを心から愛している。男として育てられてきたオスカルに幼少期から“お嬢様”として接し、女性として生きることを望んでいる。田中は「ラスカルの乳母でお洗濯をいっぱいしたはずのマロンです。洗うのは、ラスカルのはずなのに…。オスカルだよ‼」と、ユーモアたっぷりなコメントと共に出演の喜びを表した。 原作の連載開始から50年以上の時を経てなお、全く色あせない世界とオスカルたちの生き様。新たな『ベルサイユのばら』が再びブームを巻き起こす。 ■<コメント> ●落合福嗣(ルイ16世) 「小学生の時、隣の席の子が休み時間に読んでいて貸してもらって読んだ思い出がある『ベルサイユのばら』。台本を手にとって読み進めた時、懐かしい記憶がふわっと蘇りました。ルイ16世として作品の中で息ができる事をとても光栄に思います」 ●銀河万丈(ジャルジェ将軍) 「不朽の名作『ベルサイユのばら』の作者、池田理代子様とは、ワタクシほぼ同世代であります。何の関係も無いのに『誇らしい!』と胸を張って生きて参りました。時は流れ、この度『ベルサイユのばら』劇場版アニメが公開される運びとなりました。今度はちょっと関係ができたワタクシは『めっちゃ誇らしい!』と反っくり返っております。ってか…えっと、えっと、元はと言えば、全部全部私が悪い。ごめんオスカル」 ●田中真弓(マロン・グラッセ・モンブラン) 「ラスカルの乳母でお洗濯をいっぱいしたはずのマロンです。洗うのは、ラスカルのはずなのに…。オスカルだよ!!私にとっては珍しい女性役です(笑)。お楽しみに」 文/平尾嘉浩