元小結・阿武咲が引退 角界には残らず来年6月に断髪式 右膝や右足首のケガで近年低迷
日本相撲協会は18日、元小結で十両の阿武咲(28=阿武松部屋、写真)の現役引退を発表した。11月の九州場所は東10枚目で2勝11敗2休に終わり、初場所での幕下転落が確実だった。幕内に42場所在位したが、最近は右膝や右足首のケガで低迷。親方などとして角界には残らず来年6月に断髪式を予定している。 阿武咲は青森・三本木農高(現三本木農恵拓高)1年で国体少年を制し、同高を中退して先代師匠(元関脇・益荒雄)の下に入門。2013年初場所初土俵で激しい突き、押しを得意とし、15年初場所には18歳で新十両に昇進した。三役を2場所務め、殊勲賞1回、敢闘賞3回を受賞。金星を2個獲得した。9月の秋場所限りで引退した湊川親方(元大関・貴景勝)は中学時代の好敵手だった。