テレビ愛知、デジタルアートなど手掛ける「一旗」への出資を発表 昨夏には共同でイベントを企画制作、連携深める
テレビ愛知(名古屋市)は1日、デジタルクリエーティブカンパニー「一旗」の第三者割当増資を引き受け、増資後の発行済み株数の4.9%を取得したと発表した。 両社はすでに「動き出す浮世絵展」の国内・海外展開など最先端のデジタル技術を駆使したデジタルアート分野で連携しているが、今回の出資を契機に、新たなコンテンツ開発にもつなげていくとしている。 2019年に設立された一旗は、独自のデジタルコンテンツのプロデュースで実績をあげ、自治体、メディア、企業を顧客にプロジェクションマッピングデジタルインスタレーション、3Dプロジェクションショーを提供している。 テレビ愛知とは2023年夏に「空間体感! 動き出す浮世絵展NAGOYA」を共同で企画制作。世界的な浮世絵師の作品300点以上をもとに、3DCGアニメーションやプロジェクションマッピングを駆使して立体的な映像空間で浮世絵の世界に没入できる体感型デジタルミュージアムとして展開、8万人を超える来場者を集めた。 また、同年8月に岡崎市で開催された「岡崎城下家康公夏まつり第75回花火大会」では、一旗が岡崎城天守閣のプロジェクションマッピングを手がけ、テレビ愛知が花火とプロジェクションマッピングとのコラボレーションを生中継した。 テレビ愛知は「今回の出資により、両社が連携して革新的な映像表現を追求し、斬新なデジタルアート空間を創出するなど、今後の両社の業務に大きなシナジーを生み出していく」と出資の狙いを説明している。
中日スポーツ