「無理ゲーすぎる!」共働き家庭の“ワンオペ”育児・家事に取り入れたい「チーム家事」 4つのスタイルを解説
これらの型に優劣はありません。一度決まったからと言ってずっとそのままで運用する必要もない。家族の状況に応じて変わっていったり、長い年月をかけて、この型に当てはまらない自分たちなりのスタイルが生まれればいいでしょう。 ■中心的な人の指示でまわす「シュフ型」 ここから、各スタイルの細かな運用方法をご紹介していきます。自分の当てはまった型だけじゃなく、他の型も知ることで向いている型や目指したい型を考えるヒントになります。
シュフ型:指示を出して家庭を回す シュフ型は、家庭の中に家事育児を中心的に担っているシュフ(主婦・主夫)的な役割の人がいて、その人が他の家族に指示(お願い)を出しながら運用しています。そのため専業家庭や、夫婦での家事スキルに大きな差がある場合、また家事に対してのこだわりが強い人がいる場合になりやすいスタイルです。 【シュフ型の注意点】 家事シェアの話をすると「シュフ型はダメなスタイル」と思われがちですが、そんなことはありません。無理に担当を決めてイライラするより、自分から指示をするほうがやりやすいケースもあります。
また、暮らしへのこだわりがあり、それを実現したい場合もシュフ型で暮らしを主導したほうがお互い心地よいでしょう。 ■タスクを決める「担当型」 担当型:個人の責任で家事をこなす 担当型は、「掃除はパパ担当で料理はママ担当」というように、それぞれのタスクに担当者を決めている運用方法です。「子どもの寝かしつけは日替わりで担当」「土日はパパが料理担当」のような交代制の場合も含まれます。共働き家庭や、家事の得意不得意で分担をしたい方などは、この担当型で行うことが多いです。
【担当型の注意点】 担当型で気をつけなくてはいけないのが、「担当型もどき」がよく見られることです。 たとえば「ゴミ捨てはパパ担当」と決めたのに、ゴミの日を忘れたり、言われないと集めなかったり、ゴミ袋の管理ができていなかったりする場合があります。 これは、担当型を装った「もどき」で、実際には「シュフ型」です。下手に「担当」としている分、シュフのイライラが高まるので要注意です。 ■「ハイブリッド型」はいいとこ取り