ケリングが日本でスタートアップ企業向けアワード開催 賞金1000万円
「グッチ(GUCCI)」「サンローラン(SAINT LAURENT)」を擁するケリング(KERING)は、日本のスタートアップ企業を対象にラグジュアリー、ファッション、ビューティ分野における持続可能なイノベーションの加速を目的に「ケリング・ジェネレーション・アワード」を開催する。「サステナブルファッション&ビューティ」をメインテーマに、初回の今回は「代替原材料」「製品製造」「リテール」「消費者エンゲージメント」の4つをサブテーマとする。上位3社には、包括的なメンターシップとネットワーキングの機会、ファッションとビューティ分野のイノベーションリーダーとの交流を目的としたヨーロッパ研修を授与し、最優秀企業には賞金1000万円を贈る。 一次選考のピッチング・セッションや審査を経て10社を選出し集中支援コースを実施。その後、専門家による審査によって上位3社を選出し、2025年春に開催する「ケリング・ジェネレーション・アワード」授賞式で発表する。 応募の詳細はアワード専用のウェブページで公開している。 【画像】ケリングが日本でスタートアップ企業向けアワード開催 賞金1000万円
上位3社に授与される内容 • ケリングのマテリアル・イノベーション・ラボへの訪問を含む、ヨーロッパでの研修 • ケリング・グループのファッションおよびビューティネットワークとのミーティングの機会 • パリで開催される地球の問題解決に取り組むチェンジメーカーが集うサミット「チェンジナウ(ChangeNOW)」への出展機会 • CIC インスティチュートが共同運営する「環境エネルギー・イノベーション」コミュニティへの「コアメンバー」としての参加 • CIC トーキョーのコワーキングスペースの利用権(3か月間)
「ケリング・ジェネレーション・アワード」は2018年に中国で発足。 日本ではスタートアップ成長支援の専門部隊CIC インスティチュートのサポートのもと実施する。審査員には、ラファエラ・コルナッジャ(Rafaella Cornaggia)=ケリング ボーテ最高経営責任者、マリー・クレール・ダヴー(Marie-Claire Daveu)=ケリング チーフ・サステナビリティ・オフィサー(CSO)兼渉外担当責任者、ティエリ・マルティ(Thierry Marty)=ケリング ノースおよびサウスイーストアジア プレジデントのほか、外部審査員も参加予定で、近日中に専用ウェブページで発表する。