水際で密輸を防ぐ/沖縄地区税関が年末特別警戒
QAB 琉球朝日放送
年末は、人や貨物の往来が増える時期となりますが沖縄地区税関では、不正薬物や模造品などの密輸を水際で防ぐため2024年12月4日から「特別警戒」の期間に入りました。 海外から国内に不正薬物や銃器、違法に金などが持ち込まれないよう取り締まる沖縄地区税関。 2024年12月4日から「年末特別警戒」期間と定め、通常よりも人員を増やして検査などの水際対策を強化しています。今朝行われた出発式で庄子真憲税関長は「密輸の手口が、悪質・巧妙化している。職員一人一人が職務に精励して成果が上がることを期待する」と述べました。 県内では、今年アメリカ軍関係者が私的に使用する「非公用軍事郵便」による不正薬物の摘発が急増していて、2024年の上半期だけで49件と2023年に比べて4.9倍になっています。 また、中国籍の女性らが、下着に隠して粉末状の金を国内に持ち込もうとした密輸未遂事件も発生しています。沖縄地区税関・庄子真憲税関長は「検査機器の活用と検査職員の重点的な配置を行っていきたい。対策を通じて海外からの不正薬物等の密輸について水際での阻止をしっかり図っていきたい」と述べました。 特別警戒の期間は、2024年12月13日までで沖縄地区税関は今後も関係機関と連携しながら取り締まり強化を図っていくとしています。
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