角田裕毅所属のアルファタウリの新チーム名は? レーシングブルズ? RB?
F1ドライバーの角田裕毅が所属するアルファタウリの新チーム名を巡ってさまざまな臆測が飛び交っている。昨年末の段階では親会社のレッドブルにあやかって「レーシングブルズ」になるとの説が有力で年明けに正式発表されるとみられていたが、1月中旬になってチームの公式SNSのアカウント名が一時的に「VisaCashAppRB」と表示され、すぐに削除された。 「Visa」は大手クレジットカード会社で、「Cash App(キャッシュアップ)」はモバイル決済サービス会社でチームのタイトルスポンサーに就くとみられている。 注目はその後の「RB」だ。昨年末に国際自動車連盟からエントリーリストが発表された際に仮登録名が「スクーデリアアルファタウリRB」だったことから、予想されている「レーシングブルズ」ではなく、「RB」のエントラント名を新たに名乗るのではないかと騒がれ出した。チームの公式インスタグラムは現在は利用が一時停止されており、投稿が閲覧できない状況になっている。アカウント切り替えに伴い、誤って表示されたとみられる。 ただし、各SNSでアカウント名の文字数に制限があり、文字数が113字以内に制限されているYouTubeをベースにした14字スタイルのアカウント名が一時的に表示されたのではないかと指摘されており、エントラント名も「RB」ではなく、「レーシングブルズ」になるのではとも言われている。 仮に「RB」や「レーシングブルズ」に名称が変わった場合に車体の型式名で支障を来す恐れもある。トロロッソのチーム名時代は「STR+数字」、アルファタウリになってからは「AT+数字」を採用していたが、レーシングブルズの新チーム名になったとしても略すと「RB」となる。 ところが姉妹チームのレッドブルレーシングが「RB+数字」の型式名を使っており、アルファタウリの新チームは「RB」の型式名をそのまま使えず、異なる表記を求められる。「AT+数字」のシリーズにすれば、問題ないが、チーム名が変更される以上は型式名も変わる見通しだ。 旧チーム名のトロロッソになったのはミナルディを買収後の2006年。イタリア語で「赤牛」を意味している。アルファタウリはレッドブルが展開するアパレルプランドで2020年にチーム名に採用。牡牛座のα星「アルデバラン」の学名にもなっており、いずれも牛由来のレッドブルにちなんでいる。 アルファタウリのチーム名としてはわずか4年。チーム経営が変わるのならともかく、レッドブルが親会社という組織体系は続いており、安易にチーム名を変えるのはいかがなものか。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]