【陸上】豊田兼が60mHで7秒70!日本歴代9位タイでシーズンイン「ハードル2種目でパリを目指したい」/JAG大崎
◇2024Japan Athlete Games in Osaki(2月25日/鹿児島ジャパンアスリートトレーニングセンター大隅) 寺田明日香 60mHで8秒41 パリ五輪イヤーへ「後悔のないように大事にやっていきたい」/JAG大崎 国内最大級の陸上競技専門の室内トレーニング施設を舞台に、国内唯一の室内100m公認レースが行われるJapan Athlete Games in Osakiが行われた。 男子60mハードルは豊田兼(慶大)が7秒70をマークして優勝。この記録は日本歴代9位タイとなる。予選から7秒75を出し、「めちゃくちゃ調子が良かったわけではない中で7秒7を目標にしていました。ピッタリ出せたので目標達成です」と笑みがこぼれた。 110mハードルと400mハードルの2種目をこなす豊田。400mハードルではすでにパリ五輪参加標準記録を突破している上に、110mハードルではワールドユニバーシティゲームズで金メダルを獲得。記録面でも13秒29と、参加標準記録まであと0.02秒に迫っている。 昨年10月の日本選手権リレーでハムストリングスを肉離れしたが、冬季は例年にないくらい順調に練習をこなしてきたという。「上り坂を使ってハードルを跳んだり、ウエイトトレーニングも計画的にやってきました」。元々、筋肉がつきにくいタイプだったが、身体も一回り大きくなった。 シーズンはどうしても400mハードルで外せない試合も多くなることから、「この2、3月は110mハードルを軸にしていたので、このレースは第一歩。参加標準記録を3月下旬あたりに切れれば」と語る。 日本選手権の日程次第でもあるが、「2種目でパリ五輪を目指していきたい」と揺るがない。慶大4年目。「パリ五輪で活躍するというのを目標にやってきました。4年間の集大成として臨みたい」と強い覚悟を示していた。
月陸編集部