台湾、新立法院長に国民党の韓国瑜氏
(台北中央社)台湾の立法院(国会)で1日、1月13日に選出された立法委員(国会議員)113人が就任宣誓し、新しい立法院長(国会議長)に最多の52議席を持つ国民党から比例名簿第1位の韓国瑜氏が選ばれた。 立法院長選では国民党の他、第2党の民進党(51議席)と第3党の民衆党(8議席)もそれぞれ候補者を擁立。1回目の投票では、過半数の票を得た候補がいないことから2回目の投票が行われた。ここで民衆党の8人が投票を見送り、韓氏は54票で2020年から院長を務めていた民進党の游錫堃(ゆうしゃくこん)氏(51票)を破り初当選した。 韓氏は1957年生まれの66歳。台北県(現新北市)議や立法委員を経て2018年に高雄市長に初当選。市長在任中の20年、総統選に出馬したものの現職の蔡英文(さいえいぶん)総統に敗れた。同年6月には市長のリコール(解職請求)が住民投票で成立し失職した。立法委員になるのは02年以来22年ぶり。 (編集:羅友辰)