“自分を許した”原英莉花 ボギー締めも笑顔の好発進
◇国内女子◇ゴルフ5レディスプロゴルフトーナメント 初日(30日)◇GOLF5カントリーみずなみC(岐阜)◇6559yd(パー72)◇曇り時々雨(観衆1832人) 【画像】大幅チェンジ 原英莉花のクラブセッティング 首位に1打差で迎えた最終18番。12mのパーパットはカップ右を蹴った。大きなため息がギャラリーからも飛んだが、原英莉花は笑顔でホールアウトした。 6バーディ、2ボギーの「68」でプレーし、4アンダー4位発進。出だしの1番から2m、8m、6mを決める3連続バーディで波に乗った。「ちょっとピンが端に振られていると守ってしまう自分が許せなかったんですが、きょうは初日ということで」と冷静なマネジメントを心掛けた。
「ティショットが安定していた」とフェアウェイキープ率は全体トップの92%(13/14)を記録。唯一フェアウェイを外したのが18番だった。「自分ができること以上のことをやろうとせず、ミスしても仕方ないと思うようにしてやっていました。じゃないと嫌になっちゃう」と悔しいボギー締めにも前を向く。
この2週はスコットランド、韓国と転戦し、3週ぶりの国内ツアーで1打差発進。「きょうは朝起きて変にポジティブだった。毎日夢を見ているから、夢の中で生きているかもしんない」。昨年「日本女子オープン」以来のツアー6勝目に向けた好発進に、表情も明るかった。(岐阜県瑞浪市/玉木充)