フェニックスL視察の巨人・阿部慎之助監督、中山礼都を代打の切り札候補に 「いいところで使いたくなっちゃうよね」
秋季教育リーグ「みやざきフェニックス・リーグ」を視察している巨人・阿部慎之助監督(45)が8日、中山礼都内野手(22)を〝切り札〟に挙げた。 【ひと目でわかる】長野、オコエ…巨人・主な代打陣の成績 「代打の1番手、いいところで使いたくなっちゃうよね。ずっと調子がいいから維持してほしい」 宮崎入りした7日に続き、韓国・斗山戦(ひむか)をチェック。若手の中でひときわ目立ったのは、八回に右越えへ1号ソロを放った中山だった。7日の阪神戦でも2安打とアピールを続ける若武者は「狙った球が来たときに打てる確率が徐々に上がってきている。打ち方もそんなに悪くないと思います」と手応えを口にした。 昨季、〝ポスト坂本〟の遊撃の座を門脇に奪われた4年目内野手は、シーズン終盤に代打で結果を残し、今季は打率・318(44打数14安打)。指揮官は「打席が少ない中で数字を残した。1軍での成功体験が大きいんじゃないかな。その積み重ねがどんどん自信になっていく」と成長に目を見張る。 チームでは39歳の右打者、長野が〝代打の切り札〟だが、16日からのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージでは、伸び盛りの左打者が続く存在になりそうだ。早めの投手交代で代打策が増える可能性がある短期決戦へ、控えの選手も厳選する。(谷川直之)