「長生でもできるんだぞ!」 OB監督率いる公立進学校が見せた私学撃破の快進撃
秋から公式戦12試合を経験したが、「自分がしっかりしたところに投げれば、チームが大崩れすることはない」と田村は野手陣の守備に信頼を寄せていたが、守る中山主将たちも「やることをやればということが分かったので、引き続き練習では基本をしっかりやりたい」と自信を持っているようだ。 鳰川監督とともに目指してきた守備中心の野球で、この一年は結果を残してきた長生。Bシードとして迎える夏へ。中山主将は「Bシードとして恥ずかしくないプレー、投手中心に守り勝つ野球をして勝ち切りたい」と闘志を燃やしていた。 中山主将、エース・田村たち3年生は、入学した2022年にCシードとして先輩たちが、夏の千葉大会を戦う姿を見てきた。その背中を見て、「公立校でもシードを取れる。だから自分たちも、というのは目標だった」(中山主将) エースの田村も、「先輩たちを超えたい」と意気込む。春は有言実行ともいえる結果を残したわけだが、夏も同様の結果を残せるか。長生の真価が問われる大会は、7月13日から始まる。