鳥インフル防疫対策会議 鹿児島と福岡で相次いで発生 2022年の大流行に匹敵するペース【長崎県】
テレビ長崎
鹿児島県と福岡県で相次いで高病原性の鳥インフルエンザウイルスが確認されたことを受け、長崎県は緊急の防疫対策会議を開きました。 長崎県庁で開かれた会議は養鶏関係者などオンラインを含む約40人が参加し、はじめに長崎県の担当者が対策の状況などを説明しました。 鳥インフルエンザをめぐっては、11月8日に鹿児島県で野鳥のねぐらの水から、11月11日は福岡県で死んだ野生のヒトリガモからウイルスが確認されています。 長崎県農林部 原田幸勝 次長 「令和4年度(2022年度)の大流行に匹敵するペースで発生している。強い危機感と緊張感をもって発生防止に努める必要がある」 長崎県によりますと、長崎県内では12日までに異常は報告されていません。 長崎県農林部畜産課 富永祥弘 課長(参事監) 「(長崎県内の)飼育している鶏からの異常は認められていない。しかし、いつ入ってきてもおかしくない状況。しっかりとした対応が必要。」 長崎県は長崎県内の養鶏場121戸に対し消石灰を配布し、11月18日から29日までの間に消毒するよう求めています。 また、野鳥対策として雲仙市内のため池1カ所の水を抜く予定だということです。
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