【MotoGP】日本人ライダーの優勝に期待 シーズンの1/3が終了 白熱のヨーロッパ3連戦
◇2023年MotoGP第7戦ドイツグランプリ(日本時間18日、ドイツ・ザクセンリンクサーキット) 【映像】ドイツGP最高峰クラスの死闘 MotoGPの2023年シーズンは全20戦が予定される中、前半戦の山場でもあるヨーロッパ3連戦をむかえています。3週連続開催の2戦目、ドイツグランプリがザクセンリンクサーキットで行われました。 ザクセンリンクは非常にアップダウンが激しいにもかかわらず年間でも屈指のコンパクトなサーキットで「非常にテクニカルなコース」と言われています。 最高峰MotoGPクラス決勝では、ドゥカティのマシンに乗るスペイン人ライダーのホルヘ・マルティン選手が今季初優勝(最高峰クラス通算2勝目)。イタリアメーカーのドゥカティ勢が表彰台(上位5台まで)を独占。日本人ライダーの中上貴晶選手(ホンダ)は14位でした。 Moto2クラスの日本勢では小椋藍選手が14位でポイント獲得(15位までポイント)、羽田太河選手は21位でフィニッシュ。野左根航汰選手は欠場が続いていますが、間もなくの復帰が期待されます。 Moto3クラスでは、予選トップの佐々木歩夢選手が今季4度目のポールポジションスタート。最後まで優勝争いをするものの、わずかの差で2位。それでも3戦連続で表彰台に上がっています。 佐々木選手は、今季ここまで予選では7戦中6戦でフロントロー(3番グリッドまで)を獲得しています。さらに次のオランダグランプリは佐々木選手が昨季、キャリア初優勝を果たした舞台でもあるため、今季初優勝に期待がふくらみます。 そのほかのMoto3クラスの日本勢は、山中琉聖選手が8位、古里太陽選手が10位、鳥羽海渡選手が14位でそれぞれポイントを獲得。なお、鈴木竜生選手は今回と次のオランダグランプリをケガで欠場の予定です。 オランダ・アッセンサーキットで開催される25日決勝のオランダグランプリは、別名『ダッチTT』とも呼ばれ、かつては市街地もコースとして使用した伝統のレース。国土のほとんどが海面より低い位置にあるオランダ特有の平たんな地形と天気の変わりやすさが特徴です。それも含めて味方につけるのはどのライダーでしょうか。 2023年MotoGP第8戦オランダグランプリ@アッセンサーキット 23日(金)初日 24日(土)全クラス予選+MotoGPスプリントレース決勝 25日(日)全クラス決勝