NHK「旧ジャニタレント解禁発表」の4日後に“ジャニー喜多川特番”で炎上…NHKが「慌てている」ワケ
Nスぺ放送を巡ってNHK局内での攻防があった可能性も
冒頭の「どうすんの、これ!?」という気持ちは、同番組を見終わったときの気落ちである。『NHKスペシャル』通過後のいま、たとえば旧ジャニーズ事務所所属タレントがまた『紅白』に出ます、『うたコン』に出ます、ジュニアや若手タレントが出演する『ザ少年倶楽部』も復活しますと言われても、それを正面から歓迎できる人は、おそらくファンの中にだってほとんどいないと思う。 ここはどこか陰謀論的で、個人の完全な憶測、与太話の範囲として読んでほしいが、こういった内容の番組が放送されるということが決定し、NHK局内のうち、旧ジャニーズに早く帰ってきてほしい人たちがあわてて出演会見を発表した。 そう考えると、ジャニー氏の罪について追求する『NHKスペシャル』の放送について16日の会見で告知しなかったことも、なんとなく辻褄があう。 番組内容の告知解禁がされる前に、出演再開を発表しておかなければと(もちろんすべてたまたまそうなっただけかもしれないが)。 少なくとも旧ジャニーズ事務所のNHKへの出演再開に『NHKスペシャル』が、多くの視聴者に対して大きく立ちはだかり、急ブレーキをかけたことは間違いない。 あらためてこの問題についてどれだけの人の心に痛手を受けたか、それを風化させず考え直すきっかけになったことで、あらためて『紅白』をはじめとした番組への出演再開を視聴者、ファンみんなで考える空気が生まれた。 そして再出演は誰からにするのか、どの番組からになるのか。次の一手がものすごく重要な局面が訪れている。それが現在地といったところだろうか。 さてどうなる? <文・太田サトル> 【太田サトル】 ライター・編集・インタビュアー・アイドルウォッチャー(男女とも)。ウェブや雑誌などでエンタメ系記事やインタビューなどを主に執筆。
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