2024年オリヴィエ賞の受賞結果明らかに、「サンセット大通り」がリバイバル賞はじめ最多7冠
2024年ローレンス・オリヴィエ賞の受賞結果が日本時間本日4月15日に発表され、ミュージカル「サンセット大通り」が最多7冠に輝いた。 受賞作の一部は日本の映画館で上映。 これは本日イギリス・ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで開催された授賞式にて発表されたもの。ジェイミー・ロイド演出によるミュージカル「Sunset Boulevard(サンセット大通り)」は、アンドリュー・ロイド・ウェバー作曲のミュージカルを、ニコール・シャージンガーとトム・フランシスの主演で立ち上げた作品で、リバイバル賞、演出賞、主演女優賞、主演男優賞、音楽における傑出した功績に与えられる賞、照明デザイン賞、音響デザイン賞を獲得した。 さらにミュージカル部門では、「Operation Mincemeat」が作品賞と助演男優賞に選ばれた。コメディミュージカルのクリエイターチーム・SpitLipが手がける「Operation Mincemeat」は、第二次世界大戦中のイギリス軍のミンスミート作戦を題材にした作品で、助演男優賞はジャック・マローンに贈られた。 演劇部門では、「Dear England(ディア・イングランド)」が作品賞と助演男優賞、「Stranger Things: The First Shadow」がエンタテインメントあるいはコメディ賞と装置デザイン賞、「Vanya(ワーニャ)」がリバイバル賞を獲得。主演女優賞は「The Picture Of Dorian Gray(ドリアン・グレイの肖像)」に出演したサラ・スヌーク、主演男優賞は「The Motive And The Cue」に出演したマーク・ゲイティスだった。また、昨年10月に66歳で死去したヘイドン・グウィンは「When Winston Went To War With The Wireless」での演技により、助演女優賞を贈られた。 2024年ローレンス・オリヴィエ賞の受賞作および受賞作品の一覧は以下の通り。 ■ 2024年ローレンス・オリヴィエ賞 受賞結果 一覧 □ 演劇部門 作品賞 「Dear England」 リバイバル賞 「Vanya」 エンタテインメントあるいはコメディ賞 「Stranger Things: The First Shadow」 主演男優賞 マーク・ゲイティス(「The Motive And The Cue」) 主演女優賞 サラ・スヌーク(「The Picture Of Dorian Gray」) 助演男優賞 ウィル・クローズ(「Dear England」) 助演女優賞 ヘイドン・グウィン(「When Winston Went To War With The Wireless」) □ ミュージカル部門 作品賞 「Operation Mincemeat」 リバイバル賞 「Sunset Boulevard」 主演男優賞 トム・フランシス(「Sunset Boulevard」) 主演女優賞 ニコール・シャージンガー(「Sunset Boulevard」) 助演男優賞 ジャク・マローン(「Operation Mincemeat」) 助演女優賞 エイミー・トリッグ(「The Little Big Things」) 音楽における傑出した功績 アラン・ウィリアムズ(「Sunset Boulevard」の音楽監督・演出に対して) □ 両部門 演出賞 ジェイミー・ロイド(「Sunset Boulevard」) 振付賞 アーリーン・フィリップス with ジェームズ・カズンズ(「Guys & Dolls」) 装置デザイン賞 ミリアム・ブーター(「Stranger Things: The First Shadow」の装置デザインに対して)、59 Productions(「Stranger Things: The First Shadow」の映像デザインに対して) 衣裳デザイン賞 マーグ・ハウエル(「The Picture Of Dorian Gray」) 照明デザイン賞 ジャック・ノウルズ(「Sunset Boulevard」) 音響デザイン賞 アダム・フィッシャー(「Sunset Boulevard」) □ そのほか ダンス作品賞 「La Ruta」 ダンスにおける傑出した功績 イザベラ・コラシー オペラ作品賞 「Innocence」 オペラにおける傑出した功績 アントニオ・パッパーノ ファミリー作品賞 「Dinosaur World Live」 提携劇場における傑出した功績 「Sleepova」