「たくさんの方々にキスされました」発言も…4月ドラマでも主演 篠原涼子 大女優への道のり
不良グループとつるむことが多かったという中学時代
4月から放送のドラマ『イップス』(フジテレビ系)で、小説が書けなくなった作家を演じる篠原涼子(バカリズムとのW主演)。『アンフェア』(フジテレビ系)や『ハケンの品格』(日本テレビ系)など、クールな役どころから、母親役など幅広い役を演じてきた彼女が新たなる一面を見せてくれそうだ。この演技の幅広さは、これまで彼女が歩んできた波乱万丈な道のりも、その一因となっているのではないだろうか。 【華麗!】バラエティ→歌手→女優→歌手…篠原涼子〝紆余曲折〟芸能生活の秘蔵画像集 篠原は’73年8月13日生まれ、群馬県桐生市出身。自らの出身地を「コンニャクとネギとギャンブル」「パチンコが盛んなの。あと、競艇とかオートレースも」(週刊プレイボーイ’03年3月25日号)と紹介するほど、にぎやかな町で少女時代を過ごした。子どもの頃から歌手、特に中森明菜に憧れ、中学時代は不良グループとつるむことが多かったというが、自らオーディションに応募し、’90年に東京パフォーマンスドール(TPD)のメンバーとしてデビュー。 ◆「たくさんの方々にキスされました。数が多くて覚えていません」 TPDとしてライブ活動を行う傍ら、伝説的なバラエティ番組『ダウンタウンのごっつええ感じ』(フジテレビ系)にも出演。コントでは鼻フックをされるなど体を張り、松本人志や浜田雅功らに身体を触られたり、頭を叩かれながらも、根性で乗り切った。後に「たくさんの方々にキスされました。数が多くて覚えていません」と語るほど、現在のコンプライアンスでは考えられない修羅場を乗り越えてきたのも、生来の負けず嫌いからだろうか。 そんな彼女の大きな転機となったのは’94年に小室哲哉プロデュースのシングル『恋しさと せつなさと 心強さと』の200万枚の大ヒットだろう。この曲はその後日本中を席巻することになる小室サウンドの、初のミリオンヒットとなった。さらに’23年にボーカルをリテイクした『恋しさと せつなさと 心強さと 2023』をリリース。「子どもたちが必ず『恋しさと~』を私に歌ってとリクエストするので、あの曲は絶対に歌います」(週刊ポスト’18年8月31日号)というほど思い入れの強い曲であり、彼女の人生を変えた曲を今でも大切にしているという。 小室と篠原との出会いはヒットの数年前に遡り「まだ原宿『ルイード』に10名くらいしか客が入っていない頃から涼子をじっと見つめていた男(※小室)がいた」(View’96年1月号)というほど、篠原を早くから見出していた。さらに「’91年、TMNのシングル『Love Train』のプロモーション・ビデオを撮影する時には、すでに名指しで涼子の出演を要請している」(同)と、稀代のヒットメーカーとなる小室哲哉の先見の明も光る一件となった。