「もったいない」の精神から生まれたカフェスイーツ 保育園給食の生ごみ肥料でサツマイモ収穫【SDGs】
静岡放送
TBS系列で展開中の「地球を笑顔にするウィーク」と連動し、静岡県内のSDGsの取り組みを紹介します。今回は藤枝市のカフェで「もったいない」の精神から生まれたスイーツについてです。 【写真を見る】「もったいない」の精神から生まれたカフェスイーツ 保育園給食の生ごみ肥料でサツマイモ収穫【SDGs】 静岡県藤枝市の「きぼうカフェ」です。静岡県内で6つの保育園を展開する「きぼうグループ」が運営しています。看板商品はサツマイモを使ったプリンとチーズケーキのスイーツセットです。 <社会部 田島かのん記者> 「いもプリンいただきます。サツマイモの優しい甘みを感じます」 このスイーツは「もったいない」の精神から生まれました。 静岡県焼津市にある「きぼうグループ」の保育園です。調理室で子どもたち22人と職員の昼食を作っていますが、1日1キロほどの「生ごみ」が出ます。園では生ごみを乾燥させて、コンポストで堆肥を作っています。 <きぼう 村本公美社長> 「園で子どもが残す食べ残しのものと、使えない食材があるので、それがもったいないと思ってやり始めました。毎年子どもたちをサツマイモ掘りに行かせるんですけど、その肥料に使っています」 生ごみで作った堆肥は、園の畑で肥料として利用し、子どもたちがサツマイモを収穫します。このサツマイモをカフェで人気のスイーツに使っています。 <きぼう 村本公美社長> 「安心安全なものを召し上がっていただきたいという思いでスイーツを作りました」 「きぼうグループ」は、サツマイモの収穫やおいしいスイーツを子どもたちが環境について考えるきっかけにしていきたいとしています。スイーツは無添加にこだわり体に優しい仕上がりです。
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