【弥生賞予想】前走勝利馬が7割の連対率! 巻き返しは重賞組から
今週の日曜日は、中山競馬場で弥生賞ディープインパクト記念(GII・芝2000m)が行われます。 【写真】コスモキュランダのこれまでの軌跡 過去10年では、前走重賞組が6勝2着7回3着9回と中心勢力になっています。とくに前走GI出走馬は[2-5-7-6]で、勝率こそ10%止まりですが、複勝率ならば70.0%の高数値を記録。さらに連対馬にかぎれば[1-3-3-0]のパーフェクトな成績です。 そして今年、前走GI組はシリウスコルトとシンエンペラーのホープフルS出走の2頭。とくに後者は2着で、過去傾向的には3連系の堅軸候補となります。ただし今年のホープフルSは、GI昇格後に初となる牝馬の勝利。例年と同等の信頼度があるかには、少し議論の余地もありそうです。 ここでは、上位人気が予想される馬の死角となりそうなデータをひとつ紹介します。 【条件】 前走1勝クラス戦で2着以下敗退[0-0-0-15]複勝率0% 該当馬:アドミラルシップ、エコロレイズ、コスモキュランダ ※特に言及のない限り、データは過去10年間を対象にしている。 世代限定戦ということもあり、過去10年では前走勝利馬が7勝2着7回の好結果を残している。そして、前走敗退から巻き返せた馬のほとんどは重賞組である。対して、前走で1勝クラスで勝ちきれなかった馬は馬券圏内には1頭も届いていない。 消去データに該当したコスモキュランダの前走1勝クラス戦では、スタートで出遅れて後方10番手からの競馬で、最後は上がり1位の脚を使って、今回おなじく出走のファビュラススターに0.1秒差の僅差で敗れています。つまり、すんなりゲートを出ていれば逆転もあったかもしれない内容だったのです。また、昨年は1勝クラス戦で9着、10着に敗れていた馬が9人気4着と10人気5着と健闘。下剋上の可能性は残っているようにも感じますが、過去傾向的には強くは推せません。 重賞レースの参考に、是非お役立てください。